英検準1級合格対策術!

検準1級に合格しなければいけない人のための英検対策術と通信教育講座

英検準1級に合格しなければいけない人のための合格戦略

英検準1級合格のための対策とは?!

【その1】:英検準1級合格は、戦略次第!

 

私は、実を言うと、英検準1級の1次試験に2回続けて落ちました。 その間、勉強をしていなかったわけではなく、特に2度目の不合格の時には、自分なりには相当にがんばったつもりでした。 過去問題集には何度も目を通しましたし、予想問題集も幾つも購入して、たくさんの問題も解いてみました。

 

それなのに、2回目の失敗の時には、1回目よりわずかに1点しか、スコアアップしなかったのです。

 

年齢と進路の問題から、私はどうしてもその年のうちに合格しなければならず、3ヶ月後の3度目のトライで合格するための戦略を、真剣に考えることにしました。 そして、スコアを分析し、問題を分析し、自分の能力を素直に分析していく中で、ある重要なポイントに気づいたのです。

 

このポイントに気づいてからは、私は、次の試験までの間、それまでの問題集重視の取り組みをやめて、英検準1級に合格するためにどうしても伸ばさなくてはならないスキルの習得だけに集中しました。 その結果、ついに、三度目の正直で、念願の合格通知を受け取ることができたのです。 スコアそのものも過去の失敗の2回よりも、15点以上も伸ばすことができていました。 その前、戦略を特に立てずに臨んだ時にはわずかに1点のスコアアップしかなかったのとは大違いでした。 しかも、取り組んだ期間や学習時間そのものは、それほど大差はなかったのです。

 

現在、私は、自分自身のスクールで自ら受講生の皆様を指導する立場になりましたが、今でも英検にトライする人を指導してみて、"正しい戦略を立てて取り組むことがいかに大切か"という思いをさらに強く持つようになりました。

 

このホームページでは、その合格のための戦略を、これから、あなたにお伝えしようと思います。英検準1級に合格し、その資格を今後のキャリアに活かしたいと必死になってがんばっている方のために、お役に立てる内容です。

 

【その2】:まずは、これまでの失敗の分析をする。すると見えてくるものがある!

英検準1級に合格するための戦略を考えるうえで、大切なのは、問題構成と得点配分をよくチェックすることです。 ご存知のように、このテストは、全部で5つのセクションで構成されていますよね。

 

以下、ご確認ください。

1. 短文の語句空所補充(語彙問題) :25問×1点=25点

2. 長文の語句空所補充(読解&語彙問題) :6問×1点=6点

3. 長文の内容一致選択(長文読解問題) :10問×2点=20点

4. 英作文(条件付き英作文) :1問×14点=14点

5. リスニング :全29問=34点

 

以上、全部で99点満点の構成です。

合格点は、毎回、多少異なりますが、大体70点前後であることが多いようで、75点取れれば、合格保証になるでしょう。 このことを踏まえたうえで、次に、あなた自身に受験経験があれば、そのスコアカードをチェックして、自分の得点をよく吟味してみましょう。

 

私の場合は、すでに書きましたように、2度の失敗経験がありました。その都度、スコアカードを見て、どのセクションの得点が低くて、どれがましだったのかを確認してみました。 そして、その2度共、"重症"と言えたのが、リスニングセクションだったのですね。

 

私はこのリスニングセクションで、わずかに半分にも満たない正解率しかあげることができていませんでした。 上の所でも触れましたが、英検準1級試験ではリスニングセクションが99点満点中、実に34点もの得点を占めているのです。 そのうちのわずかに15点前後しか、正解することができていなかったのですから、これは、本当に"痛手"でしたね。 一回目のトライで不合格になった後、私は、このスコアを見て、リスニングセクションで高得点を挙げること自体、あきらめることにしました。

 

もともと、私には、英語の聞き取りに対する、長年にわたる、もの凄い"苦手意識"もあったからです。 そんなに長期間、苦手だったものが、いくら英検に合格したいからと言って、そんなに短期間で克服できるとは思えなかったのです。 そこで、私は、3ヵ月後の2回目のトライに向けて、1番の語彙問題で、大幅なスコアアップを目指すことにしました。 1番の語彙問題は、全部で25点満点と、リスニングの34点にはかないませんが、それでもここで、がんばって22~23点取れれば、リスニングの失点をカバーしてくれると考えました。 一回目のトライでは、この1番は14点だったので、ここで8~9点アップさせることのほうが、超苦手なリスニングセクションで同じだけのスコアアップをさせるよりも、実現性が高い気もしたからです。 特に、一回目のトライの結果は合格点まであと7~8点不足している状態の"不合格A"とでしたので、この狙いは正しい気がしていました。 そこで、二回目のトライでは、次の三ヶ月間、英検準1級対策用の単語集を数冊購入して、徹底して、語彙の増強に励みました。

 

しかし、なんと、結果は、わずかに1点のスコアアップしか達成できなかったのです。 社会人になって、仕事をこなしながら、短期間のうちに語彙を増やすということは、想像していたよりもはるかに難しい話だったようです。 この1番の語彙問題は、実は、得点アップさせるのに、もっとも膨大な時間が必要なセクションなのですね。 考えてみれば、英検準1級では、7500語の語彙が必要であると言われており、これは、大学受験の難関大学突破に要求される語彙レベルをはるかに上回っているのです。 あの苦しい受験勉強を経て、大学生になりたての人が、大学受験のために詰め込んだ膨大な語彙のストックが"新鮮な記憶"として保管されている状態でなら、あと1000語や2000語の語彙増強は難しくないかもしれません。

 

しかし、大学卒業後、時間が経っている私のような社会人にとっては、この7500語という語彙量は、半端ではない数字と言えました。 そして、その結果が、わずかに1点のスコアアップという"現実の厳しさ"として、目の前に突きつけられたのですね。 私は、この現実を見せつけられて、はっきりと自分の2度目のトライの、"戦略が失敗だった"ことに気づきました。 そこで、三ヵ月後の3度目のチャレンジに向けては、再度、真剣に戦略を練り直すことにしたのです。 2枚の不合格のスコアカードを並べて、私は、次の三ヶ月間で、本当に自分が"出来ること"と"難しいこと"、"不可能なこと"を、とことん真剣に考えてみました。 すると、過去の2度の失敗で、実は根本的な失敗要因であったかもしれない、一つのポイントが浮かび上がってきたのですね。

 

【その3】:それまで目を向けなかった2番~4番までの"処理スピード"に的を絞る!

それは、2番、3番の「読解問題」や4番の「英作文問題」での、問題を解くスピードが遅かったのではないか、というポイントでした。

 

読解問題は、長文を読まなくてはなりませんが、この長文を読むスピードが足りないために、いつも制限時間のことが気になってしまって、内容の把握が薄くなってしまっていたことに気づきました。 また、英作文問題でも、各センテンスを組み立てるのに、普段、書き慣れていないため、文法やら構文を考えるのに時間がかかりすぎてしまい、"尻切れトンボ"のような後半部分の内容の薄い英作文しか書けていなかったのですね。

 

それらのセクションに共通する問題こそが、問題を解いていくための“処理スピード”のようなものではないかと思ったわけですね。 このスピードがないために、「時間がない!」という焦りの気持ちが生じて、本来の能力を発揮することが妨げられていたような気がしたのです。 そのため、そのスピードを次の三ヶ月間で高めることができれば、それらのセクションだけで、5~6点のスコアアップを図ることは充分可能であると感じました。 そうすれば、後は、地道に語彙の増強を重ねていくことで、1番でも1~2点スコアアップすれば、なんとか、ギリギリで合格できるかもしれないと思いました。

 

■そこで、3度目のチャレンジでは、徹底的に、この"スピード”を意識した取り組みを行うことに決めたのです。

 

そして、実際にスピードアップ戦略を進めていくうえで、一つ、自分に言い聞かせました。 それは、スピードだけが上がっても、肝心の「理解の精度(正確性)」が下がったのでは意味がない、ということです。 つまり、読解を行っていくうえでも、速読ができるようになって、読解時間を短縮できるようになっても、読解の正解さが落ちたために、結局、正解率が改善されないのでは全く無意味になってしまうからです。

 

ただ、実際に、「正確性を維持したまま、スピードだけを高める」ような取り組みとは何であるのか、有効な方法を見つけるのに、試行錯誤を繰り返しました。 なにせ、次のテストまでの期間はわずかに3ヶ月しかなかったのです。 結局、最後まで、「これは」と思えるような方法も成果も"確信"できるには至らないまま、3度目のチャレンジの時を迎えてしまいました。

 

果たして、その結果は・・・・。

 

【その4】:ついに悲願の合格!でも、スコアを確認して驚いた!

ついに、念願の、まさに、悲願の合格を果たすことができたのです。

 

しかも、スコアカードを見て、喜びもさらに倍増しました。 なぜなら、トータルスコアが、前回、2度目の失敗の時点よりも、15点も上がっていたのです。

 

自画自賛するようで、申し訳ありませんが、まさに"余裕の合格"でした。 ただ、その後、やや落ち着いてから、再度、スコアの内訳を確認して、ものすごく意外な事実がそこにあるのを見つけて、私は驚きました。 それは、リスニングセクションのスコアがなんと12点もアップしていて、合計で27点もあったことです。

 

それまで、本当にリスニングでは苦しんできたし、この英検準1級の取り組みでは、全くアテにすることもなく、ほとんど、対策も聞き取り練習も行っていなかっただけに、この予想外の躍進には、本当に、自分でも驚きでした。 特に、それまでの三ヶ月間、スピードアップに意識を集中して取り組んだので、読解セクションや英作文問題のスコアが上がっているのは、予想通りなわけです。

 

■ただ、それらのスコアアップだけでは、三回目のチャレンジも"不合格A、惜敗!"という結果になるところでした。

 

"惜敗"を"余裕の勝利"に変えてくれたものこそ、まさに「予想外」の、リスニングセクションでの、12点という大幅なスコアアップだったのですね。 それでは、なぜ、私は、あれほどまでに苦手だったリスニングセクションで、こんなに大幅なスコアアップを果たすことができたのでしょう? 笑い話かもしれませんが、最初は、あまりのことに、私自身も理解することができなかったのです。 しかし、すぐに、その理由はわかりました。 それは、まさに、三ヶ月間、試行錯誤し、がむしゃらに取り組んだ、「スピードアップ」のためのトレーニングこそが、大きな効果をもたらしてくれていたのです。

 

これから、あなたに、私の準1級リスニングセクションスコアアップの"カラクリ"を、詳しく、わかりやすく、説明していきたいと思います。

 

【その5】:聞き取り練習では伸ばせない?英検準1級のリスニングを検証する!

2回連続して、不合格だった時、リスニングセクションのスコアはいずれも、15点でした。 それが、3回目のチャレンジで合格した時には、27点に上げることができました。 わずか三ヶ月間の取り組みによってです。 しかも、その間、リスニング対策のための"聞き取り練習"は全く行っていなかったのにです。

 

"聞き取り練習"も行わずに、そんな短期間で、それほど大幅に、リスニングが伸びるなんて、そんな馬鹿な話があるもんか、

 

と思うことでしょう。 事実、合格してスコアを見たときには、私自身が、驚いたくらいですからね。 だけど、これは、よく考えてみると、実は、とても理にかなっていることだったのです。 なぜなら、私自身がその前の三ヶ月間に、集中して行った取り組みが、英語の理解スピードを大幅に高めようとする目的のものだったからです。 それでは、がんばって、できるだけ、わかりやすく説明していきたいと思います。 まず、下の英文を見てみてください。

 

これらは、実際、出題された英検準1級のリスニングセクションの過去問題からの抜粋です。

 

(パート1 No.10)

1. The store does not sell formal shoes.

2. She cannot find brown shoes.

3. She cannot find shoes on sale.

4. The store does not have the shoes she wants.

 

(パート2 No.24)

1. Using loves is no cleaner than using bare hands

2. Food handlers prefer washing their hands to using gloves

3. Many fast-food employees no longer use gloves

4. Employees are now more concerned about cleanliness.

 

(パート3 No.26)

Situation:

You are a Fairview High School student who is about to take a college admissions examination. The test administrator is giving instructions to test takers.

Question:

What should you do next?

 

さて、上記のNo.10とNo.24は、いずれも問題文の解答の選択肢であり、受験者は、これらの四択を音声を聞き終えた後、10秒以内で読解し、正解を選んだうえで、解答用紙にマークしなくてはいけません。 また、No.26は、音声が始まる前に、SituationとQuestionの英文をやはり10秒以内で読解しておく必要があるわけです。 特に四択の英文に関しては、解答のマークの時間を考慮すると、実際には8秒程度で全ての英文を読解しなくてはならないはずです。

 

■これは、実際に、読んでみようと思うと、かなり、キツイことがおわかりになるはずです。

 

よほど、速く読もうとしないと、8秒なんて、あっという間に過ぎてしまいますよね。 しかも、実際の試験の時には、理解の精度(正確性)を下げないようにして、スピードだけを上げなくてはいけないし、本番独特の緊張感もあるので、その"キツさ"は"焦り"を呼ぶものになり、失点を増やす原因になりかねません。

 

この能力は、はっきり言って、速読力です。 この段階では、"音を聞き取る力"は全く関係のない話なのですね。 そして、充分な理解スピードがない人がこれらの問題にのぞむと、せっかく、問題の音声そのものは理解できていたとしても、正解を選択できないことになってしまう可能性が高くなるのです。 また、なんとか、四択を読み終えて、その問題の正解を選ぶことができたとしても、その読解に時間をかけすぎたせいで、次の問題の音声の最初の部分を聞き逃してしまったりして失点しまう、という話もよく聞きます。 ということは、つまり、準1級のリスニング問題は、3つのパートの全ての問題に関して、「英語を速く理解する力」が絶対に要求されていると言えるのですね。

 

ただひたすら、聞き取り練習だけをやっていても、なかなかスコアアップにつながらないのは、この「理解スピード」の重要性に気づいていないためだったのですね。 ここで、私自身の3度目のチャレンジで行った取り組みを思い出しますと、とにかく、理解スピードを高めることに集中した話を既にしましたよね。 この成果が出て、それまで不合格だった時には、スピード不足で読みきれていなかったリスニング問題の四択の英文を、合格の時にはしっかりと理解できるようになっていたことが大きかったのだと思います。 自分としては、2番、3番の読解問題と、4番の英作文問題の対策として、取り組んだはずの"スピードアップ戦略"だったので、まさか、リスニングセクションでこんな効果を発揮してくれるとは考えもしなかったので、今から思うと、運が良かったですね。 しかし、後になって、よく検証すればするほど、準1級のリスニングセクションで高得点を狙う人にとって、いかに、英語を理解するスピードが重要であるかが、はっきりわかってきたのです。 しかも、このスピードを磨くことは、選択肢の英文を理解する正確性を高めてくれるばかりではありません。 実は、音声の聞き取りの精度も、大幅に高めてくれていたのです。 さらに詳しく説明してきましょう。

 

【その6】:定番の『リスニングトレーニング』の落とし穴!

リスニングを伸ばすためには、議論の余地なく、

 

「英語の音を聞き取るための練習をひたすら行うことが大切だ!」

 

と考えている人が多いと思います。 私自身もそのように考え、長年にわたり、聞き取り練習で耳を鍛えてきたつもりです。

 

しかし、それでも、一向に、リスニング力が上達する気配はありませんでしたし、準1級のテストでも、大きなネックになり続け、二度の不合格の事実上の原因となっていたのは既に説明してきた通りです。 前述しましたように、合格のための取り組みを三ヶ月間集中的に行うことにより、大幅にリスニングのスコアを伸ばすことに成功した私は、あることに気づきました。

 

それまでリスニングの"固定観念"にとらわれて、「音」をキャッチするヒアリングスキルばかりにこだわっていたのですが、実は、もう一つ大切なポイントがあったのです。 それは、彼らの話す英文、英語を、「理解する」ということです。 リスニングでは、読解の時とは違い、ネイティブスピーカーが話す速度に合わせて、かなりの"スピード"で英文を理解していくことが必要ですよね。 書かれた英語の読解なら、わかりにくい箇所があれば、いちいち目を止めて、時間をかけて理解する、ということも可能です。 ところが、リスニングでは、ネイティブが、話をこちらの都合に合わせて、速度を緩めたり、止めたりしてくれることがありません。

 

もし、こちらに、ネイティブの話す速度に負けない程度のスピードの伴った英語の理解力がなければ、聞き取り練習を通じて、どれだけ、英語の音声に慣れようとしてみても、英語のリスニング能力は、大きく向上することはないのではないでしょうか。 この点を考えてみれば、リスニングセクションでスコアアップを狙うために、理解スピードを高めれば効果が上がったという事実は、実に理にかなっていると言えますよね。

 

充分な理解スピードが養成されれば、ネイティブの話にも頭がついていくようになり、しかも、テストの時には印刷されている四択の選択肢の英文も時間内に正確に理解できるようになるのです。 それでは、実際に、ネイティブが話すスピードに負けないくらい速く英文を理解できるようになり、リスニングスキルを上達させるためにはどうしたらいいのでしょうか?

 

次章で、そのために私自身が行った取り組みを説明します。

 

【その7】:リスニングにとって本当に大切な能力とは?!

英語の理解スピードを高めようと考えた時、私が思いついたのは、まずは英語の語順に慣れよう、ということでした。

 

英文の語順に慣れることができれば、その意味を語順通りに理解できるようになり、自動的にそのスピードも上がるだろうと思ったからです。

 

先程少し触れましたが、書かれた英文なら、

「わかりにくい箇所発見!」

「そこで立ち止まる。」

「一旦、文末まで読む。」

「また、そのわからなかった箇所に戻る。」

 

というように、構文を次第に解明していく、というような"技"を使うことも可能です。 しかし、実際にネイティブが英語を話す際には、英文は、常に「文頭」から「文末」に向けて、逆戻りすることなく、当たり前のことですが、「英文の語順通り」に耳に飛び込んできますよね。

 

すると、リスニングをする際には、語順どおりに理解することができなければ、話についていくことはできなくなるのですね。 それでは、英文を語順通りに理解していく、とは、具体的にどのような状態なのでしょうか? わかり易くするために、実際に、英検準1級で出題された音声のスクリプトを見てみましょう。

 

(※2006年度第1回テストリスニングパート2より)

Concerned that coffee increased the risk of heart attacks, medical experts launched a massive 40-year study in the 1960s. Now, 40 years later, the results showed that there is no connection between coffee consumptions and heart attacks.

 

この英文をネイティブスピーカーは、実際のテストの中でわずかに10秒余りのスピードで読んでしまいます。 ということは、この音声の意味をキャッチするには、あなたは、10秒間でこの英文の内容を把握できるような理解スピードが必要になりますよね。

 

普段から、英文の語順通りではなく、日本語の語順にいったん直さないと正確に理解することができない人は、英文を一旦、終わりまで全て読んでから、また、前の方に戻りながら、"日本語"として適切な語順で、英語を把握しようとします。 すると、上の英文を、

 

「コーヒーが心臓発作の危険性を高めるということに関心を持っていた医療の専門家達は、1960年代に40年間にわたる大規模な研究を立ち上げた。そして40年が経った今、コーヒーの消費量と心臓発作の間には関係がないことがわかったのである」

 

という日本語訳に直して理解するわけです。 このように日本語の語順に直して英語の意味を把握する習慣がついてしまうと、後ろから前へ"戻り読み"をしないと解釈できなくなってしまい、10秒間では意味をキャッチすることは至難の技になるはずです。

 

それに対して、英語をネイティブスピーカーが言葉を発する語順、すなわち、英文の語順通りに理解していくことができるようになれば、自ずとあなたの理解スピードはリスニングに通用する速度にまで高めることができるはずです。

リスニングの苦手な人と得意な人

いかがでしょうか?この図で示しましたように、英文の語順通りに英語を理解できるということは、英語の意味を日本語の完成した文章に置き換えなくても把握できる、ということでもあります。 しかも、【図2】は、【図1】と比較すると、日本語の語順におきかえるプロセスが少ない分だけ、英語を理解するのに要する時間も、相当に短縮することができています。 理解に要する時間が短縮されるということは、英語を聞きながら、同時に、その内容を理解していくことができるようにもなるわけです。 このような英語を即座に理解していくスピードを身につけることこそが、今のあなたが本当に必要としているスキルなのではないでしょうか。