英検準1級合格対策術!

英検対策コラム【英検準1級編】!読解問題編

英検準1級の読解問題編

英検準1級対策:お役立ち情報!【読解問題編】

【その1】: 3番の"3つ"の長文問題は得点しやすいセクションだ!

 

英検準1級の1番、2番の語彙セクションは、はっきり言って難敵です。 そのため、もし、あなたが、短期間での合格をめざすのなら、できれば、これらのセクションとの戦いは避けたほうがベターです。 語彙の習得には、ある程度の時間をかけないと、飛躍的な増強は望めないからです。

 

私自身が、短期間合格のために、自分が取り組むべき"敵"として狙いを定めたのが、まずはリスニングであり、次に、英作文問題(問題4)でした。 これらの両セクション合計48点分で、高得点を狙っていくことが、最も短期間で達成可能なことがわかったからです。(※詳細につきましては、特集を御確認ください。)

 

さて、それでは、残りの51点分の問題で、次にあなたが短期間でスコアアップを達成しやすい箇所はどれでしょう?

 

それが、問題3の長文問題20点分である、と私は思います。 はっきり言って、英検準1級の長文問題は、得点しやすい問題が多いです。 その理由は、長文自体がそれほど長くなく、制限時間内でじっくり時間をかけて読むことができるからです。 また、長文として選ばれている記事の内容が、時事問題として充分に社会的に認知されているようなテーマに関するものが多いので、話の内容を把握しやすい場合が多いのです。

 

そうすると、難解な語彙が長文の中にたくさん含まれていたりしても、話の流れや筋そのものは取りやすいので、問題の正解を選ぶことがそれほど困難ではないケースが多いのですね。

 

とは言っても、これらの長文でハイスコアを狙うためには、それなりにハイレベルな読解力が必要なことは間違いありません。 そのためには、普段から、読解練習を行うことで"基礎力"を高めておくことが大切です。 英検準1級をめざしているアナタは、既に、そのための取り組みや地道な努力をいろいろな方法で行ってきていることと思います。 これからもそのような努力はぜひ継続してください。

 

そこで、このコラムでは、そのような普段の努力をテストスコアに最大限に活かす方法をお伝えしたいと思います。 知っておくとスコアアップに貢献してくれる可能性の高い、問題3の攻略法です。以下をご覧ください。

 

【その2】: 長文の内容をしっかり理解する方法!

 

英語でも、日本語でも、長文の読解力を高めるためには、普段から、多読を通じて、読むことに慣れておくことが何より大切です。 ただし、毎日そんなに多くの時間を読解練習にかけることができる人ばかりではありませんね。 多忙な社会人が取り組むとなると、ほんのわずかに限定された時間しか、英語学習に割けない人も珍しくありません。では、そういう人は、英検準1級に通用するような読解力を養成することはあきらめなくてはならないのかと言えば、そんなことはありません。

 

短時間で、効率よく、読解力を高めることができ、また、テストの時にも、活用できるような"コツ"があるからです。 それをご紹介していきましょう。

 

(コツその1)

英文読解では、まずは、全体を素早く通読し、粗筋の内容をつかむこと。

 

*普段、あなたが読解練習に使っている英文について、それが英字新聞の記事であっても、実践問題集の問題文であっても、とにかく、まずは、全体を素早く読破するようにします。 この時、あまり、細部の細かい意味にとらわれずに、各段落ごとに、大雑把でいいので、粗筋を掴むようにしていくと、速く読めるはずです。 なお、粗筋をうまくつかむコツというのは、その段落に登場する単語表現に着目し、何度も登場する語句や関連する意味の語句などに着目すると次第に主題が見えてくるはずです。

 

また、各段落ごとに、粗筋のメモを取るようにしていくと、頭の中が整理しやすくなるはずです。 このように粗筋を素早くつかむ利点は、部分的にわからない箇所が登場した時に、全体を通じての筋の把握が終了していると、それがヒントになることが多いからです。 普通は、「細部の理解→全体の把握」というイメージかもしれませんが、実は、「全体の把握→細部の理解」というイメージで読む方がベターです。 とにかく、テストの時も、これは難しい、わからない単語ばかりで頭が痛くなる、というような難解な長文であっても、あきらめずに、がんばって、最後まで目を通すようにしてください。

 

全体像がつかめれば、案外、難しい箇所も後からひらめく場合が少なくありません。

 

(コツその2)

 

最初の段落と最後の段落を熟読すること。

 

*さて、これは、コツその1を効率良く行っていくためのコツとも言えるのですが、長文を読んでいく際の、着眼点の定め方が肝心である、ということです。

 

英検に登場するような論説文的な英文というのは、最初の段落では、トピックパラグラフといって、文の主題をずばりとまとめて記載するルールがあり、また、最後の段落で結論として、トピックパラグラフの内容を繰り返し述べる傾向があります。 そのため、大げさに言うと、これら二つの段落をしっかりと把握さえすれば、文全体の筋の大枠は把握できてしまうわけですね。 実際には、ちょっと複雑な文だったりすると、そんな簡単には、全体像はつかむことはできませんが、ただ、どんな場合でも、最初と最後の段落内容を把握することで、文の粗筋をつかむうえでは、かなりの手がかりをゲットすることが可能な場合がほとんどなのです。

 

テストの時も、このように、まずは、

 

その二つの段落の内容をしっかりと理解するように読み始めると、粗筋を頭に残しやすくなります。

 

ぜひ、普段の練習の段階から試してみてください。

 

(コツその3)

 

わからない単語は立ち止まらず、下線を引き、読み飛ばすこと。

 

*読解を行う際に、やはり、最大の難敵は、単語ですよね。 わからない単語が続けて2つも3つも登場してくると、もう、文を理解しようとする意欲さえ奪われてしまうことがあるものです。 ただ、そんな時こそ、実は、立ち止まるのではなく、先へ進むことが肝心なのですね。 わからない単語を、眼を止めて、どれだけ、じっくりとその単語を眺めて考えてみても、まず、その意味が見えてくるようなことはないからです。 私自身、今でも、英文を読んでいる最中に、次から次へとわからない単語が出てくることがありますが、そんな時には、下線を引いて、すぐに次の単語へ眼を移してしまうようにしています。 要するに、意味のわからないものは"無視"してしまうのです。 そして、コツその1に書きましたように、ただひたすらに粗筋を追うことに集中していくようにするのです。 すると、不思議なもので、あるセンテンス内ではわからなかった単語も、それ以外の別の箇所で登場していると、その文脈から判断して、意味がわかったりすることがあるのです。

 

(コツその4)

 

テストの際には、問題文と選択肢を先読みすると、話の大筋を掴みやすくなる。

 

これは、リスニング問題への臨み方と同じなのですが、長文問題も、まずは、長文本文の読解にとりかかる前に、問題と選択肢の内容を先に読んで理解しておくと有利です。 特に問題はしっかりとその意味を理解することで、長文の内容を把握していくうえで、格好の道しるべの役割をしてくれるので重要です。

 

また、問題内容を最初にしっかりと頭の中に把握しておけば、長文のどの箇所を注意して読めばいいのかがはっきりします。 そうすれば、問題を解くのに重要でないと思われる箇所で、どれだけ難解な語彙が登場してきても、完全に無視してしまえばいいだけなので、非常に楽ですね。

 

(コツその5)

 

わからないセンテンスは、前後のセンテンスを最低3回まわり読んでみること。

 

さて、最後は、「このセンテンスは重要だ」と思うセンテンスが語彙及び構文が複雑であったりしてどうしても理解できない場合についてです。 それがわからなければ、問題も解くことができないので、なんとかして、意味にあたりをつけなければいけませんよね。 そんな場合は、コツその3のわからない単語の対処の仕方と同様に、いったんは、そのセンテンスから目を離してしまうことが効果的であるケースが多いですね。 目を離して、そのセンテンスの前後2~3センテンス程度の英文を読み返してみるのです。

 

そうすることで、文の流れ(文脈)というものが見えてきて、その流れに沿った話の展開の見当をつけられるので、やがて、わからなかったセンテンスの意味もだんだんとわかってくることが多いのです。 1回だけ読み返してみても、うまく行かない時は、騙されたと思って、2回、3回と、読み返してみてください。 これも本当に不思議な話なのですが、1回目よりも2回目、2回目よりも3回目のほうが、多くのヒントが得られて、その分、意味も取りやすくなってくることに気づくはずです。 以上が私自身の経験に基づく、効果的な読解のコツです。

 

繰り返しになりますが、ここに書いたコツは、普段から英文読解練習を積んできた人が、その練習からの成果を余すことなくテストのスコアに結びつけるためのものです。 全く、読解練習を行ったことがない人が、いきなりこれらのコツをテストで実践しようとしても、まず、うまくいきませんのでご注意ください。 また、読解と言っても、結局は、各センテンスを一文一文、意味を取っていくことを連続していくわけです。 そして、英文のセンテンスをより深く、そして、より正確に理解していくためには、やはり、幅の広い英文の組み立て方や構造に慣れることが大切です。 そのための方法は特集で詳しく触れています。是非、御確認ください。